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日本語ジャーナル:日本語を「知る」「教える」

日本語教師の一日を見て、自分に合った働き方を考えよう!

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「日本語教師になりたい!」と思って勉強を始めた皆さん、「ホントのところ、日本語教師ってどんなふうに働いているんだろう?」「一週間にどのぐらい授業を担当するのかな?」「一日のスケジュールを知りたい」と感じているのではないでしょうか。国内の日本語学校で働く先生たちの毎日をまとめてみました。

非常勤講師の担当授業はどのぐらい?

多くの日本語学校では午前のクラスと午後のクラスに分かれていて、お昼休みに午前クラスの学生と午後クラスの学生が入れ替わります。学生は月曜日から金曜日まで毎日学校に通って、1コマ45分の授業を1日4コマ受けます。教師は1日に午前か午後、どちらかのクラス4コマだけ担当することもあれば、両方のクラス8コマの授業をすることもあります。

未経験の日本語教師はいきなりフルタイムで採用されることは少なく、ほとんどの場合非常勤講師からスタートします。本人の希望と学校の方針によって担当のコマ数が決まります。週に1~2日(4〜16コマ)程度から始めて、慣れてきたら3~4日(12~20コマ)ぐらいに増やすことが多いようです。自分の生活スタイルに合わせて、週1、2日で続ける人もいれば、他の日本語学校や別の仕事と掛け持ちで働く人もいます。

気になる収入面ですが、非常勤講師は1コマ(45分)で1,800円~というのがスタンダードのようで、割合としては1コマ1,900円〜2,000円の学校が多いようです。応募する際には、条件面をしっかり確認しましょう。

一日のスケジュールは?

非常勤講師として日本語学校で働く先生がどんなスケジュールで動いているのか見てみましょう。午前のクラス担当の場合です。

 

7:00 起床、朝食、出勤準備

朝は大忙し! 9時からの授業のために、8時半には学校に着いて準備をしておく必要があります。小さいお子さんがいる方、学校まで遠い方などはもっと早く起きなければならないかもしれませんね。

8:30 日本語学校到着

前の授業の申し送りを確認したり、担当授業で使うテキスト、プリント類、絵カードなどが揃っているか確かめたりしながら授業モードに入ります。学生たちも徐々に登校し、学校が活気づく時間帯です。

9:00 授業開始

朝が弱い学生もたくさんいます。出席を取って話しかけたりしながら徐々に勉強モードに切り替えていきます。

授業は午前中4コマで、2コマ連続で行われることが多く、2コマ目と3コマ目の間に10分~20分程度の休憩時間があります。1コマごとに短い休憩を入れている学校も。

12:30 授業終了

退勤前に次の授業への申し送り、宿題のチェックなどを済ませます。

午後の授業もあるときは急いでお昼ご飯を食べます。お昼休みはだいたい1時間。学生が質問に来ることもあってなかなか落ち着いて食べられません。お弁当を持ってくるか、出勤途中で何か買ってくるほうがよさそうです。

13:00 退勤

次の授業準備は自宅で。新人のうちは授業準備に時間がかかってしまうことも……。

常勤講師の仕事って?

最近、日本語教師の求人サイトなどで未経験から常任講師に応募できる学校が目立つようになってきました。夏休み、冬休みなど授業がない期間には収入が減ってしまう非常勤講師と異なり、常勤講師は固定給となりますから、収入の面で安定するというメリットがあります。ただし、数の上ではまだまだ非常勤講師として一年以上務めた後、常任講師になるというパターンのほうが多いようです。

フルタイムですから、勤務時間は8:00か8:30に出勤し、17:00か17:30に退勤が基本です。授業のスケジュールは非常勤と同じで、1週間の担当は16コマ~20コマ程度ですが、病気や産休などの事情で先生が少なくなると担当授業が増えることもあります。

常勤の先生は授業以外の業務も担当するので、さらに忙しくなります。具体的にどんな業務があるか見ていきしょう。

 

・学生管理(生活指導・進学指導)

・非常勤講師の取りまとめ

・コースデザイン、カリキュラム、週ごとの時間割作成

・校内イベントの企画、運営

・求人、採用、新人講師の研修

 

「日本語を教える」といういわば日本語教師本来の仕事の他に、マネージメント能力が問われる業務がたくさん入ってきます。これらの業務を常勤の先生で分担し、さらにそれをまとめる主任の先生がいます。

授業の準備は大変?

常勤であっても、非常勤であっても、授業の準備にはそれなりに時間がかかります。新しい語彙や文法項目を下調べして、教案を書いて、必要に応じてパワーポイントの資料や絵カード・文字カードなどをそろえておかなければなりません。特に新人の先生は、たとえ2コマの授業だとしても、準備に時間がかかってしまうことはよくあります。そして時間をかけて準備しても、思ったより学生の反応がよくなくて落ち込むこともあります。

よりよい授業を目指すことは大切ですが、授業準備にこだわれば際限なく時間がかかってしまいます。先輩たちから新人日本語教師の皆さんに「授業準備は区切りを決めること」というアドバイスがよく聞かれます。睡眠をしっかりとって元気な顔で教室に向かうほうが、学生たちも元気に反応して、案外スムーズに授業が進んだりするものです。

また、初級の日本語テキストには教師向けの教え方の手引きがあることが多いですから、大いに参考にしましょう。『今すぐ役立つ! 日本語授業 教案の作り方』『どう教える?日本語教育「読解・会話・作文・聴解」の授業』(ともにアルク)なども、効率よく授業の準備を進めるために役に立ちます。

自分に合った日本語教師生活を!

これから日本語教師を目指そうという皆さんは、日本語を学ぶ世界中の人たちと出会い、その力になりたいと夢を持っていらっしゃるでしょう。実際、様々な国から来た学生たちと接し、だんだんと自分で日本語を使いこなしていく学生の笑顔を見れば苦労も吹き飛んでしまう、と言う先生たちがたくさんいます。自分に合った働き方を見極めれば、きっと生き生きとした日本語教師生活がスタートできるはずです。

これから日本語教師としてデビューしたいという皆さんは、自分の求める条件や生活スタイルに合った働き方ができる学校を探してみてくださいね。

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